お電話が混み合う場合がございます。
お電話を頂く前に下記の
よくあるご質問をご確認ください。

業者の方はこちら

よくあるご質問はこちら

上記で解決できない場合は
お電話くださいませ

048-649-0789

PDF-FD®療法は、PRP療法から派生した治療法であり、血液内の成長因子濃縮液を凍結乾燥保存したものの商品名・サービス名となります。
「PDF-FD」は、株式会社WaqooがPlasma Derived Factors Freeze dryという造語の頭文字から名付けました。

PDF-FD®療法は以下のような方が
対象です

  • 膝や肩の痛みが長引いている方
  • 長年注射を続けているが良くならないという方
  • 筋肉や腱の炎症を早く治したい方
  • 手術以外の治療法を検討されたい方

PDF-FD®療法とは?

What is PDF-FD® therapy

血小板の働きを活用するPRP治療を応用した治療法です。怪我をするとカサブタができて痛みを抑えて傷を修復しますが、それには血小板が放出する成長因子が関係しています。
PDF-FD®とはPlasma Derived Factors Freeze dryの略称であり、日本語にすると「血清由来成長因子を凍結乾燥保存したもの」という意味です。血小板が傷を治す際に放出する”成長因子”の働きを活用し、人体がもともと持っている「治癒力」を高める治療法です。
成長因子関連の治療法ではPRP(多血小板血漿)療法が本流です。PRPは自己血液を遠心分離して得られる、血小板が多量に含まれた液体(多血小板血漿)のことです。この中には、PDGF・TGF・VEGFといった豊富な成長因子が含まれ、それらが複合的に作用することで旺盛な抗炎症作用や組織修復が期待できます。
PDF-FD®は血液から成長因子を取り出して凍結乾燥(フリーズドライ)したものです。関節症、関節周囲の靭帯、軟部組織の治療に活用されています。

成長因子

成長因子の種類と働き

PDF-FD®療法に期待される効果

症状(主に痛み)の改善です。関節内で炎症を起こしているような場合、PDF-FD®を関節内に注射することで、炎症を抑え、痛みや腫れといった症状の緩和が期待できます。その効果は個人差があるものの一定期間続き、概ね3ヶ月から半年ほどと見られています。この持続力を活かし、症状が抑えられている間にリハビリテーションを行い、QOL(生活の質)の改善へとつなげます。
再生医療という言葉から連想されるような、すり減った軟骨や損傷した半月板に対する著しい修復効果は期待できません。

成長因子 3つの効果

成長因子 3つの効果

PDF-FD®療法で改善が期待できる
疾患

最も活用されている疾患は変形性膝関節症です。その他に、各関節症・腱板損傷・靱帯損傷・テニス肘や足底腱膜炎などの筋腱付着部炎などが対象です。
PDF-FD®の注入によって改善効果が期待できる疾患はおおまかに下記のようになっています。

大別 対象部位 疾患
名称例
主な
PDF-FD®
使用例
変形性関節症 膝・肘・足首 変形性
膝関節症
変形性
股関節症
注入後、運動療法(リハビリ)と併用
靭帯損傷 膝・肘 膝十字靭帯損傷
肘関節靭帯損傷
注入のみ、もしくは術後回復を早める補助
腱炎 膝・足首 膝蓋腱炎
アキレス腱損傷
注入のみ、もしくは術後回復を早める補助
成長因子が作用する疾患

PDF-FD®療法のメリットとデメリット

Advantages and disadvantages of PDF-FD® therapy

安全性

患者様ご自身の血液をもとに製造されるため、他人の組織を使うような治療や薬物による治療と比べると、拒否反応や感染症リスク、その他の副作用が少ない治療と言えます。
しかし、新しい治療ということもあり長年蓄積された臨床データがありません。したがって今後新たな危険性が発見される可能性が無いわけではありません。

痛み

注射特有の痛みはあります。また、稀に一週間程度の腫れが残ってしまう場合もありますが、速やかに日常生活に戻れることがほとんどです。

効果

PDF-FD®療法は個人の血液に含まれる成長因子の働きを活用した治療です。そのため、効果もばらつきがあります。個人の血液に含まれる成長因子の働きによって効果が変わるので、あまり働きが強くない方の場合には効果が薄かったり、逆に働きが強い方の場合は思ったよりも効果が出ると言ったことが想定される治療となります。

簡便性

手術や入院といった負担がなく、注射を受けた日に歩いて帰ることも可能です。
ただし、PDF-FD®療法はその抗炎症作用で痛みが引いている間に運動療法を取り入れることで効果を最大化できるため、施術後にリハビリテーションを受けるための通院が推奨されています。

費用

PDF-FD®療法は新しい治療であり、公的保険適用ができない「自由診療」という枠組みのなかで行われています。保険診療の場合、治療を受ける方の支払う費用は治療費の一部で済むのに対し、自由診療では全額自己負担となってしまいます。当院では98,000円(税込)としております。高額ですが、これでも当院の利益は最小限にとどめています。

PDF-FD®療法が受けられない方

  • 現時点で癌を患っている方
  • 過去に血液や骨の悪性腫瘍を患ったことがある方
  • 右記の感染症の方:HIV・HBD・HCV・梅毒

PDF-FD®療法を受ける流れ

flow of receiving PDF-FD® therapy

1問診・診察

診察・診断により、PDF-FD®療法の適応があるかどうかを確認いたします。適応がある場合、治療についてご説明させて頂き、実際に受けて頂くかご判断頂きます。

2採血

当院で採血を受けます。患者様から51mlの血液を採取し、加工センターに送ります。
患者様に特別な準備は基本的に必要ありませんが、ヒアルロン酸注射や痛み止めの注射を関節に行っている方は、PDF-FD®がきちんと関節内に浸透するよう、前後1ヶ月は中止が必要です。

※このタイミングでPDF-FD®療法のお支払いが発生致します。

採血

3PDF-FD®の作成

加工センターに届けられた血液から成長因子のみを抽出してPDFを作成し、その後凍結乾燥します。成長因子成分の含有量やその働きに対して、この凍結乾燥技術による影響はなく、生理食塩水で溶くことで元の状態へと戻すことができます。フリーズドライ後のPDFが「PDF-FD」と呼ばれる状態です。

PDF-FD®の作成

4患部へ注入

採血からおよそ2週間後に、当院にPDF-FD®が届きます。患者様が来院するタイミングに合わせて凍結乾燥されたPDF-FD®を生理食塩水で液体に戻します。液体に戻したPDF-FD®を患者様の患部へ注射することでPDF-FD®療法は完了となります。

※ご希望に応じて2箇所まで注入することが可能です。
※当院に届いたPDF-FD®は6カ月間保存可能です。
※注射当日の入浴は避けるとともに、注射部は清潔に保ってください。注射後数日間、血流の良くなる行為(長時間の入浴、サウナ、運動、飲酒)を行うことで、痛みが強くなる場合があります。

患部へ注入

5注射後

1~4週間後に診察致します。より良い効果を得るために、リハビリテーションも非常に重要です。

費用について

前述の通り、PDF-FD®療法は保険適応外の治療です。そのため費用は、全額自己負担となります。

費用 98,000円(税込)
予約